【公務員試験】二次試験の小論文試験に向けた勉強方法

二次試験
スポンサーリンク

今回は二次試験の小論文について、私がどんな勉強方法をして、当日はどうだったかを書きたいと思います。

スポンサーリンク

小論文試験の勉強方法

過去出題例の下調べ

一次試験でも小論文試験はありますが、二次試験でも再び登場します。

二次試験を控えた私は、まず下調べとして、自治体HPの採用ページの"過去出題例"や、公務員転職試験の"体験者のブログ"を見て、過去の出題例を確認することにしました。

幸いなことに、各自治体の採用ページに親切にも前年の試験の課題が掲示されているケースが多いので、課題の傾向を掴むことができます。

確認してみると、一次試験は「民間での経験」が課題となるケースが多いですが、二次試験は以下のような課題が出るケースが多いそうです。(自治体によって異なりますが、私が受けた自治体は以下と似ていました)

  • 子育てしながら安心して働ける社会の実現について論じてください。(鳥取県、H29年度)
  • 地方自治体では、人口減少や少子高齢化が進行した場合に、地域コミュニティ の機能低下が懸念されている。地域コミュニティの機能低下により生じうる課題 を具体的に説明し、その解決策について、あなたの考えを述べなさい。(大阪市、H29年度)
  • 「日本一の鹿児島」の実現に向けて,具体的に提言する とともに,その提言の企画・実施にあたって,あなたがこ れまで民間企業等で培った経験・知識・能力等をどのよう に生かしたいか述べなさい。(鹿児島県、H29年度)

当時、民間企業に勤めていた私は、仕事に関わる業種の市場環境や課題については一通り把握していましたが、地方行政について考えたことはゼロでした。

そのため、「まずは地方が抱える問題を把握しよう」と考えました。

地方が抱える問題から見えてくる連鎖反応

勉強方法としては、ひたすらネットで「地方自治体」「課題」「問題」という単語で検索して、小論文試験の課題になりそうなものをメモしていきます。

また、上記のような色んな自治体の採用ページにある過去出題例から、各自治体に共通する課題をメモする方法もとりました。

すると大体、以下のような問題があるとわかります。(以下は例です)

  • 人口減少
  • 少子高齢化
  • 子育て(待機児童問題など)
  • 女性の社会進出
  • 地域コミュニティ(住人同士の繋がり)
  • 外国人住民
  • 観光客減少

あくまで一例ですが、一見すると色んな問題があって「全部把握するのは大変」と思う方も多いかもしれませんが、それぞれが繋がっている問題です。

例えば人口減少少子高齢化によって自治体の地域内で働く環境自体が少なくなっても起こりますし、それに伴ってその地域内の女性が働く環境も失われます。

また、そもそも働く環境が無いと若い人が地域を去り、都市部へ流入し、ますます地域の活気が失われ、少子高齢化を加速させます。

地場企業は簡単に拠点を動かすことも難しいので、外国人労働者を受け入れるようになると、今度は外国人住民のマナー問題等にも繋がり、地域コミュニティで解決を図っていく必要性も出てきます。

このように、各問題はそれぞれが繋がっており、連鎖して現象が起こっていると考えると、問題を把握しやすいですし、引き出しも増えます。

私の場合は、試験勉強中にここまでを自分の頭の中で整理して、二次試験に挑みました。

試験後に考えた小論文のコツ

ここからは試験後に自分の中で振り返り、考えた小論文の書き方のコツを紹介したいと思います。

小論文試験では、上記のような昨今の地方が抱える課題のみならず、今後予定されている行事や制度に関する課題も出てくるケースがあります。

ホットな時事ネタというやつです。

例えば以下のような課題です。(地方自治体の

過去の出題例等から私がアレンジした例です)

  • 2019年ラグビーワールドカップ開催に伴い、地方をPRするために地方自治体のできることとは?
  • 2020年東京オリンピックに関連して起こり得る問題と、地方自治体の役割とは?
  • 2019年幼児教育・保育無償化に伴い、地方自治体に求められる業務とは?

これに関しては、何の出来事が課題となって出題されるかの予想は困難です。

しかし、特定の出来事に限らず、地方自治体の役割自体をある程度認識していれば、論文は書けると思います。

例えば上記のラグビーワールドでの地方PRですが、そもそもなぜ自治体が"地方PRする必要があるのか"というところから考えてみます。

地方PRして何が起こるかというと、地方に観光客が来て、その観光客が地方でお金を使い、そのお金を得たお店も新たな商品開発や事業を始めるためにお金を使って、その地域でお金が循環します。

経済においてお金は血液と言われるように、お金が循環しなければ経済は停滞する一方で、地域の発展が止まります。

賑わっている観光地は、より観光客を集めるためにお店同士がしのぎを削って新しいことにチャレンジし、それに興味を持った個人(観光客・移住者)や事業主(観光業者、卸業者、食品業者等)などの人や企業等がそこに集まっていきます。

そうなることで地方自治体に何のメリットがあるかというと、お金の消費が増えることで税収がアップして、自治体の公共事業の予算が増えて、より良いサービスを住民に提供できることになります。

また、その地域が魅力的な地になって、もし若い世代の移住者(個人やそこで働く人)が増えた場合は、上述した地方自治体が抱える"人口減少"や"少子高齢化"といった問題も解決できるかもしれません。(最近、若者の農業転職とかサテライトオフィスも流行っていますよね)

このように、地方のPRは地方自治体の財源確保や問題解決にも重要なことだという"基本的な行政の視点"を持っておくことが、小論文試験には重要であると思います。

具体的な論文構成例(私のやり方)

その視点を持った上で、ラグビーワールドカップの課題の論文を書くとします。

以下は私のやり方であり、正解かはわかりませんので、参考にだけしてもらえたらと思います。

まずラグビーワールドカップは国内・国外問わず多くの人々が開催地に来ると想定できます。

多くの人々がやって来るということは、先ほどの賑わっている観光地の話のように良いことではありますが、その反面、受け入れ態勢が整っていないと交通混雑・ゴミの問題・民泊トラブルなどの問題も起きる可能性があります。

そこで、字数を稼ぐためにも、そういった内容を具体的に論じます。

次に、それら問題に対して、住民のために自治体ができることを考え、例えば対象地域の「交通規制による混雑緩和」や、「分別ゴミ箱の設置」、「外国人向け宿泊場所紹介サービス」、「それら情報を紹介するボランティアガイドの設置」等といった行政でできそうなサービスことを論じます。

そして、その次に初めて地方のPRを盛り込むことを考えます。

例えば上記の案内ボランティアガイドに観戦客向けのガイドブックを持たせて案内するとして、そのガイドブックに地方の名産品を提供する飲食店を載せたり、大会期間中の余った時間に回れるような観光スポットを載せて、誘客することも地方PRになるかと思います。

また、せっかく他県から人が押し寄せて来るので、開催場所付近で地域の魅力を伝えるためのフェアを開催し、特産品や観光名所、地域の魅力を伝えるブースを作って、観光客や移住者を促進することもアリだと思います。

それにより県外の人に魅力を伝え、将来的にも更なる人の流入を促すことができれば、自治体の税収も上がり、人口も増加していく期待もできます。

また、国外の観光客も来るということであれば、ツイッターやFacebook等の世界と繋がるメディアを通じて、事前にガイドブックやイベントの紹介を効率的に行うことも可能です。

もしイベントが成功し、「外国人に人気の日本の観光スポット」として取り上げられた場合には、口コミで更に観光客が来ることなり、海外の自治体から魅力的な地域であると認識されれば、友好都市関係も築くことができ、ますます国際交流が広がっていくことも期待できます。

、、いかがでしたでしょうか?

ベテランの方から見ると稚拙な構成に見えるかもしれませんが、ここでの小論文のポイントは以下だと思います。

  • 大きな行事やイベントがあった際に発生する社会問題をいかに認識しているか。
  • その社会問題に対処するための論理的な思考を持っているか。
  • 問題解決するための方法を考える発想力や想像力を持っているか。

これらを意識しながら文章を書くのは難しいですが、一度試しに論文を書いてみて、これらを網羅できているか確認しても良いかと思います。

スポンサーリンク

実際の小論文試験体験談

以上が私が考える小論文試験のコツですが、当時の私はどのような事前勉強をすべきか分からずに、とりあえずネットの情報を見ながら時事ネタや行政の考え方というものを掴もうとしていました。

大学時代は文系だったので、行政がテーマではないものの論文はよく書いていたので、その点はぶっつけ本番でも何とかなるだろうという気持ちで、実際に論文を書く練習は全くしませんでした。

というのも、公務員学校にも通っていないので、せっかく書いた論文を評価してくれる人がいなかったからです。

ただ、論文は書かないまでも、地方の問題で気になったものは書き出して、自分なりの解決方法を書き起こして眺めたりしていたので、それだけでも十分かと思います。(実際に頭で考えて、良いと思っていても、字に起こしてみると「あれ、そうでもない?」となることもあるので)

次の記事では、実際の小論文試験体験に関して、出題された課題と、私がどういった論文構成にしたのかを書きたいと思います。

 

↓試験に合格した私の小論文を公開!

公務員試験の小論文対策と体験談(2つの自治体に合格した私の論文を公開!)
地方公務員試験で、小論文試験が含まれていることは多いです。 私は”社会人採用枠”で2つの自治体を受験し、両方の小論文試験を受けました。 当時は対策本などは買わず、ネット情報だけ参考にして、両方から内定を貰いました。 この記事では、そんな私が...

コメント

タイトルとURLをコピーしました