【公務員試験】二次試験のグループディスカッション対策(評価されるポイント)

グループディスカッション
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公務員試験の二次試験でグループティスカッションを設けている自治体もあります。

私は2つの自治体の”社会人経験者枠”の試験を受けて、両方ともグループディスカッションがありました。

幸い、両方の自治体から合格を得ましたが、ここではその対策について紹介します。

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グループディスカッションの対策

本命の自治体Aの二次試験初日、小論文試験・クレペリン検査・ロールシャッハテストをこなして、最後にグループディスカッションがありました。

幸いなことに、就活の際に何度か経験していたので、本番中にどう振る舞えば良いかはある程度わかっているつもりでした。

そんな私が考える、グループディスカッションで評価されるポイントをまとめると、以下だと思います。

1. 協調性

2. トーク力

3. 知識力

以下では、この3ポイントごとに留意すべき点をまとめます。

1. 協調性

グループディスカッションでは、筆記試験・小論文試験・面接試験では測ることができない、受験者の協調性に関わる以下の要素が見られます。

人となり、コミュニケーション能力、雰囲気、話しやすさ、空気を読む力

ディスカッションなので、自分の意見を論じる力はもちろん大事ですが、それ以外にも、その人が「複数の受験者が話す中で、どのようにして自分の意見を切り出すか」「どんな仕草で自分の意見を論じるか」「どんな姿勢で人の話を聞いているか」なども見られます。

民間でも公務員でもそうですが、仕事を行う上で、上司に仕事の進捗を報告することや、問題のありそうなことは相談することもありますし、会議で他人とそれぞれの意見を話し合うこともあります。

その際に人と「対話」することは欠かせません。

その「対話」において、「他の人に割って入って自分の意見を無理やり述べる人」や「人の意見を明らかに否定する人と」と仕事がやりづらいのは自明のことであり、グループディスカッションにおいてその要素がありそうな人は間違いなく低い評価を受けます。

また、そういった明確にわかる行動だけでなく、「人と目を合わさない人」や「相槌を一切打たない人」ともコミュニケーションは取りたくないものです。

それでは、「協調性」を意識した、グループディスカッションへの心構えとは何でしょうか。

「他人の意見を否定しない」

「他人の意見を否定しない」という点では、"ブレインストーミング"を意識すれば良いと思います。

"ブレインストーミング"とは、お互い自由にアイデアを出し合い、いくら突拍子のないアイデアでも否定すること無く話を続けることで、画期的な対処法を見つけるというものです。

何か新しいことを企画する際などに使われる手法ですが、公務員試験のグループディスカッションも"ブレインストーミングと同じ"という心構えでいれば良いと思います。

なぜならば、まだ公務員になってもいない行政素人が集まるグループディスカッションにおいて、試験官は「テーマに対する答え」を期待しているのではなく、受験者の「立ち振る舞い」を見ているからです。

ゆえに、「これはブレインストーミングである」と思い込むことで、他の受験者の意見を否定することは無くなります。

ちなみに私は、就活では5度ほどグループディスカッションを経験しましたが、一番行きたかった企業の試験で、つい熱が入ってしまったのと、あまりに納得できない意見が他の就活生から出たときに、「〜さんはその意見ですが、私は反対に…」とわかりやすく意見を否定したことがありました。

それが全ての原因かはわかりませんが、唯一その企業だけグループディスカッションで落とされた苦い経験があります…

「話しやすい人になる」

次に心構えしておくべきことは、「話しやすい人になる」ということです。

日常生活において、話の内容以外の立ち振る舞いの部分で、「この人、話しにくいな」と思ったことはないでしょうか?

そういった人はおそらく、「目を合わさない」「相槌を打たない」「表情がぎこちない」などがあると思います。

そういった例を反面教師にして、「話しやすい人」の立ち振る舞いができれば良いのです。

具体的に言うと、ディスカッション中、他の人が話しているときは、「その人の目を見て頷きながら聞く」ということを意識するだけでも良いです。

そうすることで、試験官からは「真面目に人の話を聞ける人」と見られ、自分が発言していないときでさえも、その熱心にディスカッションに取り組む姿勢を評価されるはずです。

また、話をしている受験者からも「話を聞いてくれる人」と思われ、こちらの目を見て話してくれるようになり、話しやすい空間が出来上がるはずです。

これも私が就活の際に体験した話ですが、ある大手金融会社の就職説明会の際に、その企業に勤める部長くらいのレベルの方を囲んで話す座談会があった際に、話が面白かったので私は熱心に聞いていました。

自然とその人の目を見て頷いて聞いていると、段々とその人が数いる学生の中で、私だけを見ながら話すようになり、途中で私はその状態に気づきましたが、話している当人は全く気づかずに最後まで話をしていました。

その説明会が終了した後に、若手の社員から肩を叩かれ、「ちょっと時間いい?」と言われて部屋に案内されると、先ほどの部長さんがいて、ある程度私に質問した後に、「いま、内定を出したら就活辞めて、うちに来てくれる?」と聞かれました。

嘘のような話ですが、本当にあった話です。

それだけ、真剣に話を聞いていた姿勢が評価されたのかとも思いますし、少なからずその部長さんから好印象を得たのは確かでした。

2. トーク力

この能力も筆記試験や小論文試験では測れないため、重要です。

トーク力と一言で言っても、以下の要素が含まれます。

論理的思考能力、プレゼン能力、語彙力、交渉能力、想像力(聞き手の立場に立つ)

話の順序立て

グループディスカッションは自分の意見をその場で論じて、メンバーに納得してもらう必要があります。

ゆえに、いくら自分の中で良いアイデアが浮かんだところで、きちんとした説明が伴っていないと、せっかくのアイデアが納得されず、台無しになってしまいます。

そのため、他人に理解してもらえるように、論理的な説明は不可欠であり、「自分がなぜそう思ったのか?」「じゃあどうすべきなのか?」「それによって何が起きるか?」「社会に同様の例があるのか?」といった流れで発言する必要があります。

幸い、グループディスカッションの受験者は大抵、「他人の話に割り込んだら、他人の意見を否定しない方が良い」という共通意識を持っているはずなので、焦らずとも話す時間は貰えるので、落ち着いて話すことが重要です。

プレゼン能力、語彙力

その上で、自分のアイデアの妥当性を証明するプレゼン能力(発言の抑揚を与えるなど)や、それを補う語彙力などが必要になります。

しかしそれらを試験前に急に習得しようにも無理があります。

できることとすれば、グループディスカッションでテーマになりそうな地方行政に関する問題を調べて、その解決のために色んな自治体が実践している事業の内容を読み、汎用性の高そうな言葉の使い回しなどを覚えておくことです。

3. 知識力

グループディスカッション試験については、よく話す内容や知識よりも、人柄や話し方を評価されるとよく言われますが、知識量があるに越したことはありません。

知っている知識を自分の意見に盛り込めば、その意見の説得力が増しますし、尚且つ、試験官から「この受験者はよく調べている」と好印象を持たれるからです。

ここで必要な知識力は、以下です。

行政の諸問題に関する知識、行政以外の幅広い一般知識、アイデア力、機転

行政の諸問題に関する知識

まず行政の諸問題に関する知識は、前もって調べて頭に入れておけば、どんなディスカッションテーマにも対応ができるので重要です。

これを見ている人には、「調べておく知識の範囲が広すぎて、そんな気にならない」と思うかもしれませんが、ここで大事なのは、「事前に行政の感覚を養っておくこと」です。

例えば、地域が抱える人口減少問題についてよく調べておくとします。

その上で、「災害時の地方行政の役割」がディスカッションテーマになったとすると、人口減少問題が災害とは直接的には関係のないように思えます。

しかし、ディスカッションの中で、

「そもそも、"地方行政"は全ての住民にサービスを届けることが必要」

「人口減少した地域で災害が起こった際に、全ての住民を漏れなく救出することができるのか?」

「人が少ないと災害時の"共助"が働かなくなるため、"公助"の役割が大きい」

「考えられる"公助"としては、…」

という風に、問題の一つとして話を繋げられるかもしれませんし、それまで別の簡単で話が進んでいたとしても、その話が煮詰まってしまって議論が尽きた際の、「視点変更」として"新たなネタ提供"にもなるかもしれません。(ディスカッションで時間が余ってしまっても、そのグループ自体の評価が下がってしまうので)

また、あなたがもし"介護問題"について事前によく調べていたとしても、「被介護者はどのような面で苦労しているか」や「日常的にどのような行政サービスを求めているか」といった内容と"災害発生時"を結びつけて、何らかの意見を言えるはずです。

グループディスカッションにおいては、正解のない自由な議論を求められているので、急に話の流れを切ってしまうような入り方をしない限りは、自分が事前に調べた得意分野に話を持っていくのも、有効だと思います。

行政以外の幅広い一般知識

行政以外の知識についても、持っておくに越したことはありません。

ディスカッションにおいて堅苦しい行政の話ばかりでなく、社会一般的に流行になっているものに話を結びつけることができると、「柔軟性」や「アイデア力」を評価されます。

例えば、SNSなどは、流行のものと考えられがちですが、広報手段としては非常に有効であり、地方公共団体でも既にTwitterやFacebookを頻繁に利用しているところもあります。

そういった日常で身近なものの話題を挟むと、堅苦しいディスカッションの雰囲気が和んで、より話しやすい空気になることもあるため、上手くネタとして利用できれば良いと思います。

そもそもディスカッションのテーマで、そこまで専門性が問われるものが課されることはあまりないはずです。

ゆえに、自分の日常生活に関わるテーマだったとしたら、できるだけ他の人と重複しない意見を話すためにも、自分の趣味や得意分野に絡めた話をすることも戦略としては有りだと思います。

しかし、度が過ぎると「この人は自分の話しかしない」という悪い評価を受けるので、少し堅苦しい話をしすぎたと思ったら、次の発言の時に日常的な話をするなどした方が良いかもしれません。

4. 役回り(司会、タイムキーパー、発表者)

最後に、グルディスカッションにおける役回りですが、経験者のブログや対策本にもある通り、どの役回りが有利など無いと思います。

強いて言うなら、自分の得意な役があれば、それを担当すれば良いです。

「自分はアイデアマンではないが、グループをまとめるのには慣れている」という人であれば司会を、「司会はできないがプレゼンの仕事もやってきたので発表には慣れている」という人であれば発表者を、「司会も発表も得意ではないが、アイデアは出せる」という人は担当無し、といった具合です。

私の場合は、人をまとめる能力があるとか、プレゼンする能力が他人より秀でているという自覚は全く無くて、外野で自分の意見を言うのが性に合っていたので、"役回り無し"を選択しましたが、その戦法で無事に2つの自治体から合格通知を得ることができました。

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最後に

今回、長々と書きましたが、グループディスカッションは自分の"素"が出る試験なので、試験前に協調性やトーク力を鍛えようと思っても難しいでしょう。

それをするくらいなら、地方行政のネタについて事前にネットなどでは調べて、いろんな自治体の取り組みを知っていた方が、どんなテーマでも何らかの発言はできるし、勉強していることをアピールできれば評価にも繋がります。

グループディスカッションは、受験者の皆が、試験官に良い評価を貰えるよう身構えており、発言した者勝ちという空気があるため、当然ながら自分に発言のチャンスが回ってきた時に必ず何を話すべきなのです。

あとは本番で、上述したような「人の意見を否定しない」「人が話しているときは目を見て頷いて聞く」「笑顔を出せる機会があれば、笑顔を出して、誰からも好かれる人になる」といったことを頭に入れて、聖人君主のような態度でいつつ、隙あらば自分の意見を順序立てて発言できれば、十分だと思います。

以上、私が考えるグループディスカッションのコツを纏めましたが、いまいちわかりにくかったという方は、次の記事にまとめる私の実際の体験談を参考にしていただければと思います。

 

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