実は公務員の残業は多い?サービス残業も当たり前?その②(公務員転職後の残業事情のついて)

仕事内容
スポンサーリンク

前の記事では、民間企業時代の残業事情をまとめましたが、この記事では本題であると公務員の残業事情をまとめたいと思います。

スポンサーリンク

公務員に転職してからの残業について

私は2018年に民間企業経験者として地方自治体に採用され、国際関連の業務を行う部署に配属されました。

配属決定直後は、「国際関連と聞くときっと忙しいんだろうな」とか、「公務員になって残業が減ると思ったけど、前と同じ状況になりそう」と考えて、覚悟を決めていました。

いざ配属されて、自分の担当業務について直属の上司から説明を受けると、国際団体との調整業務や、海外関連のイベント事務などを担当すると聞きました。

それを聞き、おそらく海外の団体との交渉や、色んな国とのやり取りが待っているのだろうという期待と不安を持って、仕事に挑みました。

しかし、いざ仕事を教えてもらいながら進めていくと、「ルーチン業務がほとんど」であることがわかりました。

また基本的な業務姿勢は、「前年に行った業務に沿って仕事を進める」というものです。

そんな業務姿勢であったため、イレギュラーなことはまず起きず、ほとんど計画された範囲内の仕事を行うだけなので、残業はほとんど発生しませんでした

正式配属されてからの仕事

特に採用されてすぐは、年度始めの国際団体への補助金交付等の仕事がありましたが、公務員の仕事のイロハをわかっていない私がするのは危険ということで、前任の方が代わりにやってくれて、4月は残業は0でした。

また、次の月は小さなイベントが一つありましたが、そのイベント内容も前年通りとし、1ヶ月前から準備を始めました。

その結果、残業したのはイベント前日の日だけで、5月の残業は4時間でした。

それ以降も特に突発的なことが起こることもなく、たまに急ぎで提出が必要な案件を裁くたまに少し残業する程度で、一年で合計30時間くらいしか残業しませんでした。

スポンサーリンク

民間企業のときと比べた仕事の質の違い

基本的に公務員は十分すぎるほどの期間をかけて行事の準備をします。

私が担当したイベントも、先輩職員から「このイベントは大変だから覚悟した方が良い」と言われ、かなり前から準備を始めました。

しかし、いざイベントが終わると「そんなに大変だったかな?」という印象でした。

なぜならば、民間企業のときのように

「わがままな顧客から無謀なコストダウン要求を受けてどのくらい利益を削るかで悩むこと」

ないし、

「理不尽な納期要望を受けて開発部門に頭を下げる必要」ないし、

「品質問題が起きて社内で頭を抱えて長時間会議すること」ないからです。

やった仕事といえば、業者と契約するために決裁文書を作ったり、偉い人の挨拶文を考えたり、当日のロジ表を前もって作ったりしたぐらいです。

常に競争の中で戦っていた以前の民間企業の仕事と比較したら、そのイベントの仕事は屁でもありませんでした

スポンサーリンク

行政の仕事の大変さ

一方で行政の仕事の大変さもわかります。

イベントをするとなると、機材や食糧手配を業者に委託するのですが、当然ながら公務員が契約を結ぶ際は特定業者との癒着があってはなりません。

そのため、初めの見積もりを取るところから手間と時間をかけて厳正な手順で行われる、いろんな決裁文書が必要になります。

民間の時に見積もりを取るときは、業者に「見積もりよろしく!」と頼むだけですが、公務員の場合は内部での事前決裁がどうしても必要になり、仕事量が多くなります。

また、イベントでの偉い人の挨拶文にしても、行政の立場として間違いや誤解を招く発言があってはならないので、言葉選びを慎重に行います。

そのため、決裁文書は色んな部署・人に回覧され、厳しいチェックを受けることになり、最終決定に多大な時間がかかるのです。

しかし、民間企業の感覚からすると、「そんなに気にする必要あるのか?」という内容がほとんどでした。

他の部署の残業事情

私の残業事情は上記の内容でしたが、もちろん部署によって事情が異なります。

私の同期で医療や福祉関係の部署に配属になった人がいましたが、その同期は連日残業をしているようです。

その中身を聞いたところ、医療関係の補助金交付手続きや、病気の認定手続きなどのいかにも「行政事務」といった事務仕事のようでした。

医療や福祉関係となると条例などの規則が厳しく決まっており、専門用語も多く、手続きがかなり複雑なようです。

それを聞くと、仕事に慣れない1年目で残業ばかりというのは納得できました。

一方で私は、国際関係の事務ですが、イベント企画など特に決まりが少ない中で仕事をしています。

そのため、規則を勉強することもないし、専門用語を覚えることもないので、割と自由のきく部署なのかと思います。

民間企業出身の私が思うこと

以上が、公務員の残業事情に関する私の体験や同期の話です。

「公務員は残業が多いのか?」という問いについては、「配属される部署による」としか言えませんが、必ずしも残業ばかりの部署ではないということです。

また、仕事の内容についても、私は直接住民と触れ合う機会が少ない仕事をしているため、直接的な「顧客」というものがありません。

そのため、民間企業のときに苦しめられていた「わがまま過ぎる客」から要求を受けることがないので、精神的にかなり楽です。

また、民間企業のときに常に意識していた「競合他社」という存在も、公務員になってからは無くなりました。

競合他社の存在がなくなったので、入札の時の値決めで頭を悩ませることもなくなったし、厳しい納期に間に合わせるために異常な残業をすることもなくなりました

そういった「直接的な顧客がいない」という要素は、業務量が少なくなって残業が減るということと大きく繋がっていると思います。

次の記事では、公務員の残業管理体制について書きたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました