採用初日の出来事について(私の配属先と民間転職者の苦労)

公務員
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民間企業から公務員に転職する方は、最初の配属先が気になるのではないでしょうか?

この記事では、民間企業から地方公務員に転職した私の採用初日の出来事についてまとめます。

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辞令交付式でわかった私の配属先

一部の例外を除いて、公務員転職者は皆、4月1日から採用ということで、その日に辞令交付式がありました。

何となく予想していたことですが、新卒の人たちと一緒の式に参加するとのことで、

「新卒の20代の中に30代がいるとさぞ目立つだろうな。。」

と心配しつつ席に行くと、その列に座っていた人たちが明らかに20代に見えない転職枠の方々のようだったため、「一箇所に集めてくれていて良かった。。」と一安心しました。

式では自治体のトップも出席し(初めて生で見ました)、一人一人に辞令が交付され、その場で初めて配属部署がわかるというものでした。

てっきり研修などをこなして落ち着いた後に、配属部署が発表されるものと思っていたため、壇上で受け取った辞令を開くときは緊張しました。

辞令を見て、私は希望する海外関係の部署だったため、心の中でガッツポーズをしていると、隣の転職 枠同期が「どの部署でしたか?」とすぐ聞いてきました。

部署名を言って希望通りだったことも話すと、その方は医療・福祉関係で全く希望していない部署だったとのことで、かなり落胆していました。

公務員は部署異動が頻繁にあるものの、3〜5年は同じ部署に留まるため、残酷にも入職初日から次の部署異動を待ち望む形になっていました。

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新入職員向けオリエンテーションと各種申請手続き

オリエンテーション前の昼食時間

式が終わり、午後からの全体向けにオリエンテーションの前に昼食休憩がありました。

新卒の人たちは早くも同期の友達を作り、一緒に昼食を買いに向かう様子も見られました。

転職枠で入った30代の同期は、自分の年齢もわきまえて集団行動はせずに、各自一人でご飯を買いに行き、会場内で食べている様子でした。

以前働いていた企業に新卒で入社したときは、入社後1ヶ月間、研修施設に缶詰状態であり、いかに同期の友達を作るかで奮闘した記憶が蘇りました。

その当時、特に文系で入社した同期は、"リア充"全開でフェイスブックの友達を何人増やせるかを競うように、自分のネットワークを広げようとしていました。

私は集団行動が苦手でしたが、入社面接のときは"リア充"の仮面を被り、行動力とコミュニケーション力があるフリをして内定を貰いました。

研修期間中はその仮面を脱いではいけない気がしたのと、同期の雰囲気に飲まれて必死で友達を作ろうと無理をして、ひどく気疲れした気がします。

「(この自治体に入った新卒の人たちも、当時の私のように頑張っているんだろうか)」

なんて考えながら、他の転職枠で入った同期と同じように一人で昼食を食べ、「(あのときのような気疲れをする必要がなさそうで良かった)」と一人で安心していました。

オリエンテーション

昼食時間が終わり、オリエンテーションが始まりました。

オリエンテーションではまず人事部から今後の研修の流れの説明がありました。

研修はグループ単位で1週間研修所に泊まって行うものが順番に行われるらしく、名簿を見たところ私を含む民間経験者も新卒の20代と同じグループに入るようです。

「自分は転職枠だがら」と割り切って1週間の宿泊研修を孤独に挑むこともできそうに思えましたが、やはり同じ世代の同期と一緒であるというのは心強いものです。

しかし、新社会人である新卒の子たちが受ける研修なので、「きっと名刺交換やビジネスメールの書き方とかの研修もあるんだろうな…」なんて想像し、それを30代の私が今更…とも考えていました。

「社会復帰の練習にもなるし、人生で2回目の新社会人研修を受けるのも悪くない」とも思い、研修を楽しみに待つことにしました。

転職後の庶務手続きの苦労

そのあとは、給与規定の話や福利厚生の紹介などが行われました。

給与口座登録のやり方・交通費や赴任旅費の申請方法・扶養関係の登録方法などが書かれた書類をもらい、申請のやり方の説明をいっぺんに受けました。

これがかなりくせ者で、まだ職場のPCも触っていないのにイントラネットでの申請方法を一気に教わり、「4月の給与支払いがあるから〇〇日までに必ず申請ください」という乱暴な説明でした。

翌日以降、マニュアルに従って申請を進めていきましたが、古臭いイントラシステムは初心者には扱いが難しく、何度もエラーを繰り返しました。

既に社会人を経験した私がこんな状況なので、新卒の人たちはもっと苦労したでしょう。

さらに私のような転職者の場合、家族もいるので扶養手続きも必要で、かつ 遠方から越してきているので転居旅費の申請などが必要でした。

その辺りの説明は、当然マイノリティーである転職者に対しては全く行われません。(「マニュアルを見てください」という説明だけ)

そんな状況でしたが、4月中は同期と「あの申請やった?」「あれってこのやり方でいいの?」と相談し合いながら、何とか一通りの申請を終えました。

しかし一点、「児童手当」の申請が遅くなり、期限を過ぎて書類を提出してしまったため、総務部の担当者から嫌味を言われたことがありました。

というのも児童手当は、民間企業のときは自分の住む市町村の役所に申請して支給してもらっていましたが、公務員は働いている自治体に申請して、自治体から支給してもらうようです。

オリエンテーションではマジョリティーの新卒向けの説明になっており、30代の転職者で妻子持ちの私にはちっとも認識もありませんでした。

「マニュアルに書いてある」と言われたらそれまでですが、「マニュアルがわかりづらい!」と声を大にして言いたいところでした。

児童手当については、引っ越しのときにネットで「引っ越し やるべきこと」というワードで調べた時に、「新しく住む自治体に児童手当の申請を行う」と載っていたので、転入した月に役所で手続きしたばかりでした。

しかし公務員は所属の自治体から支給してもらうのがルールということで、急いで妻に役所に行ってもらって申請を取り消してもらい、自分の働く自治体で新たに申請を行いました。

その手続きが遅れたため、4月は住んでいる自治体から、5月以降は勤務先の自治体から支給されるというイレギュラーな形になりました。

思い返してみると、新入職員の庶務手続きで必要な住民票などに加え、転職者で子持ちゆえに自分と妻の所得証明書などが必要だったため、4月はまだ働いていない妻に何度も役所に行ってもらい、手続きに必要な書類を取りに行ってもらいました。

早速出た自治体への文句

以上のように、4月は手続きに苦労して、児童手当に関しては申請遅れで担当者から早速嫌味を言われるという始末でした。

これについては、マニュアルの説明だけ事務的に行って、「期限は〇〇日までなので、あとはよろしく」という御役所的なやり方に文句を言いたいところです。

また操作性の面で明らかに改善の余地があるイントラシステムを改善しないまま放置し、業務効率を下げていることにも腹が立ちました。

おそらく予算がないから改善がなされていないのでしょうが、改善されれば効率が上がってメリットが生まれることに気付くべきです。

しかしこのような例は庶務手続きだけでなく、以降の業務の中でも何度も遭遇したため、"地方自治体あるある"なのだと思います。(それについては後述します)

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そして配属部署へ

午後のオリエンテーションが終わり、新入職員は早速ながら16時ごろに配属部署に案内されました。

皆いろんな部署に配属されるため、それぞれが各部の会議室に案内されました。

私が案内された会議室には課長がおり、新入職員10名程度に対してその部署の所管事業の説明

を行ってくれました。

それが10分程度で終わり、その後、配属される係の係長が新入職員を迎えに来て、これから勤務する居室に案内されました。

居室で働いていた職員たちが、新人として入ってきた私に注目しているが見えました。

係の会議室で所管事業の説明を受けけた後、いよいよ居室で働いている職員たちの前で挨拶をする時間となりました。

一応新卒と勘違いされないように「民間経験者採用枠で入ってきました〇〇です。」という始まりの挨拶を無難に行いました。

採用初日の飲み会

挨拶後は机に案内されて、早速仕事するというわけにもいかないので、庶務関係の申請書類を眺めるだけで就業時間になりました。

すると、ちょうどその日に歓送迎会があるようで、予定のなかった私も参加することとなりました。

てっきり新しく入った私が主役になるのかなと緊張しつつ、飲み会での自己紹介を必死で考えていましたが、実際は完全にアウェイな状況に置かれることとなりました。

というのも、歓送迎会ということで、その部署を去って他の部署に異動する人の送別会と、他の部署から新しく異動で入ってきた転入者の歓迎会がメインだったからです。

ゆえに、その部署に残る人と、その部署を去っていく人という既に人間関係ができている人同士の会話が主に行われており、あとは昔から知り合いだった転入者との会話が行われているといった形でした。

全員と初対面の私はあまり会話に入ることもできず、ほぼ相槌を打って、たまに「前はどんな企業で働いていたの?」という興味本位の質問に答えていくというくらいでした。

その場で新参者の私はオマケでしかなく、さらに「民間企業から中途採用された30代」ということで新卒とは違って扱いづらかったと思います。

最後に

以上が採用初日に起きた出来事でしたが、私は前の会社を2月末に辞めて、3月は有給消化で1ヶ月丸々ニートのような生活をしていたので、良いリハビリになりました。

新卒の子たちは初めての社会人デビューでドキドキなのかと思いますが、私のような転職者は人生で2回目の体験なので、「前にいた民間企業とどんなところが違うのかな」と考える余裕もありました。

まさにRPGの"強くてニューゲーム"を体感しているかのような心境でした。

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