公務員はメンタルを病みがち?民間出身者の私が考える公務員の仕事のストレス

ストレス
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公務員になって驚いたことの一つに、「メンタルを病んでいる人が多い」ということがあります。

というのも、私のデスクの半径10メートル以内に職場結婚(同じ地方自治体)をしていて、その配偶者がメンタルを病んで休養中の同僚が3人もいるからです。

これは決して偶然ではないようで、他の部署にもうつ病で休業中の人が多数いるという話をよく聞きます。

この記事では、民間企業から公務員に転職して1年経った私なりの考察をまとめたいと思います。

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公務員1年目の私の担当業務内容

まず私が一年目に担当していた業務を紹介したいと思います。

私は地方自治体に転職し、最初に国際関連の部署に配属されました。

仕事内容としては、自治体のエリア内の国際団体との調整業務や、翌年に行う海外関連イベントの計画実行などでした。

ゆえに、公務員だからといって住民との触れ合いはほぼなく、仕事相手はあくまで"団体"でした。

公務員になったら住民から「この税金泥棒が!」などと言われることも覚悟していましたが、相手は団体の看板を背負っているので、非常識な人はほぼいませんでした。

また、国際関連の部署ということで、"親善"とか"交流"といった内容が多いです。

そのため、ややこしい仕事はほぼなく、前向きというか"表面的"な仕事が多かったです。

特に相手方(とある国際団体)の偉い人が「表敬訪問」を行うので、その対応をすることが何度かありました。

それも基本的には「何事も起きないように偉い人同士を会話させて、握手している姿の写真を撮る」のが主な仕事なので、苦労することは無かったです。

ちなみに同期の話を聞くと、「条例の改正」であったり、「国からの補助金申請」などといった、いかにも行政事務」と言える仕事をしているようでした。

しかし私の担当している業務とは全く無縁の話で、「こんな行政っぽくない仕事でいいの?」と心配になるほどでした。

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同期の担当業務内容

ここで同期の担当業務内容をまとめます。

同期は医療・福祉関係の部署に一年目から配属されました。

その部署は、色んな先輩職員が「一番ハード」と口を揃えて言うところで、同期は配属決定してすぐ肩を落としていました。

担当業務内容はというと、病気の方への補助金支払いに関する業務や、関連する監査対応業務をしているそうです。

病気の一般住民と直接やり取りすることも多々あるようで、補助金交付を受けるための病気認定のため、専門的な病名や制度に関する勉強も必要だそうです。

また、国の補助金も関わっているため、厚生労働省に質問を行なったりして、知識が追いつかなくて対応してもらえなかったりと、かなり苦労しいるようでした。

そして補助金の申請には期限もあるので、常にプレッシャーと隣り合わせとのことです。

そのため、その同期は一年目にして毎日残業で、ほぼ毎日定時帰りの私とは正反対でした。

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民間企業とのストレスの違い

このように部署が違えば仕事の忙しさも全く異なるのが公務員です。

公務員に"楽"を求める人が、外れの部署に当たると大変です。

そして私は、公務員の仕事の性質やルールの厳しさゆえに、民間企業よりも大変な面もあると思います。

以下では、私が考える「民間企業と比べたときの公務員の大変な面」についてまとめます。

①公文書でミスは許されない

公務員の仕事をしてまず驚いたのは、公文書に対する厳しさでした。

私の仕事で、定期的に関係団体への通知文を送ることがありましたが、送るためには自分がまず文案を作成して起案し、係のメンバー→係長→課長補佐→課長まで回覧されて決裁を取得する必要があります。

その過程で「誤字脱字」「てにをは」「表現」が厳しくチェックされ、色んな修正が入ります。

民間企業出身の私としては、「ここまで丁寧にする必要ある?」とか「大体言いたいことがわかればいいでしょ」と思うような指摘ばかりで、その細かさにうんざりすることも多々ありました。

また急いで出す必要がある通知文であっても、必ずミスがないか100%のチェックが入るので、なかなか決裁が降りずに「多少間違ってても後で修正させてもらえばいいじゃん。。」とイライラすることもありました。

単なる誤字脱字であれば相手もさすがに気付いてくれるし、それにとやかく言う人なんていないと思ってしまう私は、生粋の公務員にはなりきれていないんでしょう。

そしてこの慣習は公文書に留まらず、自治体のお偉いさんが人前で話す挨拶文や会議のシナリオを作成する時も同じで、いちいち厳しいチェックを受けていました。

私はまだ仕事に余裕があったので良かったですが、もし忙しくて切羽詰まっているときにこんなくだらないことに時間を割かれると気が狂うのも何となくわかる気はします。

②公金の使い方に厳しい

地方自治体の財源は言うまでもなく税金です。

ゆえに、どんな大したことない金額のものを発注するときでも大抵は決裁が必要です。

またその手続きも面倒臭く、見積書や契約書の様式がいちいち決まっていて、何らかのミスがあると決裁が降りません。

そのため、業者に度々修正を依頼することが多々ありました。

特に公務員との仕事に慣れてない業者は、見積書の様式にも慣れていないので、消費税の記入の仕方や印鑑の種類などで間違いがちで、それをいちいち確認して指摘します。

民間のときは業者から受け取る見積書の様式など決まってなかったので、業者としてはうんざりするだろうなと何度も思いました。

また、そもそも見積書提出を依頼する前にも決裁が必要ということにと驚きました。

"見積書を徴してでよろしいか?"という決裁なのですが、民間出身の私は「そんなことする暇あったらすぐ見積もり依頼しろよ」と思ってしまいます。

一応、見積もり依頼先を公平に設定するための決まりのようで納得はできましたが、「契約までにプロセスが多すぎるなぁ…」というのが率直な感想でした。

業務が多忙で急いでいるときに、こういった煩わしいプロセスに当たると、さぞイライラするだろうなと想像できます。

③良くも悪くもルーチンワークが多すぎる

イメージ通りかもしれませんが、公務員はルーチンワークが多いです。

基本的に公務員の仕事は「前年踏襲」が基本で、何か外的な変化があったとき以外は、変化を起こしません。

というのは、自分の首を締めるだけだからです。

上記①と②とリンクするのですが、公務員の仕事はただでさえプロセスが面倒で、無駄だと思ってしまうルールが多々あります。

そのため、前年に敷かれたレールに沿って仕事をすれば面倒な仕事は増えないのです。

いくら民間出身者で「自分が公務員になったら、組織を変えてやる!」と思っても、既にあるプロセスやルールを変えるのは大きな力が必要で、それに立ち向かう体力がなく、いつのまにか「ザ・公務員」に落ち着いている人も多いのではないかと思います。(既に私がその傾向にあります。。)

また、公務員もボーナス前の人事評価がありますが、評価がABCで分かれているとすると、8割以上の人がBだと思います。

私が民間企業に勤めていたときは評価がシビアであったものの、成果を残したらボーナスにすぐ反映されたので、モチベーションも上がりました。

しかし公務員の場合は、職場の同僚に聞いたところ、「いくら頑張っても評価はみんな同じ」だそうです。

ゆえに、「リスクを犯しても評価は上がらない」ということで、変化を起こしにくい環境なのです。

そんな変化が無い中で、無駄なプロセスを強いられ、上司が面倒な人だったときにはメンタルを病むことも想像ができます。

まとめ

以上が公務員を1年間勤めた私の考察です。

私がかつて勤めていた民間企業も大手ではあったものの、業績が悪くなり、人手不足+パワハラ上司もいたため、かなり劣悪な環境だったと思います。

また顧客からの納期とコストダウンのプレッシャーが尋常でないほど強かったため、今の職場より倍以上忙しかったと思います。

しかし公務員の方がメンタルを病んでいる人が多いのは、やはり上記でまとめた仕事の細かさや面倒さ、そして変化の無さなどの原因だと思います。

当時の民間企業のときも優秀な人は多かったですが、今の職場も同じくらい優秀な人はいます。

それなのに病んでいる人が多いということは、仕事の質に問題があるのだと考えます。

ちなみに私がどう感じているかというと、前述のとおり緩い部署にいて、まだ"ザ・公務員的な仕事"を味わってないため、ストレスはほぼありません。

おそらく今の部署にいる限りは病むことは無さそうです。

また、"仕事内容"より"プライベートの充実"を求めて転職の道を選んだため、モチベーションの問題で病む心配もありません。(希望から外れていない部署に配属されたからでもありますが)

しかし公務員である以上、異動は頻繁にあるので、いつか「まさか自分が。。」と思うことになる時が来るのではないかという不安も残っています。

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