地方公務員の職場環境・設備について(設備が古すぎ?人間関係は悪くない?)

公務員
スポンサーリンク

私は民間企業で5年以上働き、都道府県庁職員に転職しました。

この記事では、地方公務員の職場環境について紹介します。

主に民間企業との違いをメインに紹介したいと思います。

スポンサーリンク

エアコンが効いていない

私は都道府県庁の職員ですが、基本的に都道府県庁は市町村より住民が来庁することは少ないです。

私自身も入庁するまで、一度も都道府県庁に入ったことはありませんでした。(基本的に誰でも入れます)

そのため、職員になって驚いたのは、驚くほどエアコンが効いていないという点です。

例えば真夏でも、私の職場は「28℃を超えないとエアコンを入れない」というルールがあるらしく、温度計が壊れているのか、明らかに28℃以上の暑さでもなかなかスイッチが入りません。

そのため汗っかきの人は座っているだけでも汗をかき、内輪や卓上扇風機で暑さから逃れようとしています。

冬場も同じで、職場が凍えるように寒くなってもエアコンが入らず、薄手のダウンを着て仕事をしている人もいます。

「いくら電気代も税金だからといって文句言う人もいないんじゃないか?」
「かえって業務効率が悪くなって住民の不利益にならないか?」
「公務員には人権はないのか?」

と疑問に思いますが、公務員が一度ルールを決めたら守り続けるのが常なので、そんな理屈は通用しないのでしょう。

スポンサーリンク

PCが古く、セキュリティーがガチガチで使いづらい

何となく想像がつくかもしれませんが、PCのスペックも古いです。

そのため起動には時間がかかるのと、エクセルやパワーポイントの重いファイルを開くのも時間がかかります。

幸い、公務員はほぼワードしか使わないので、そこまで不便にはなりません。

それよりもっとやっかいなのはセキュリティーの強さです。

公務員は個人情報等を漏らしてしまうと記者会見沙汰なので、パソコンのセキュリティーが異常に強く設定されている分、かなり扱いづらいです。

インターネットは別のマザーPC?の画面をミラーリングして使う形で、ブラウザを使うのもいちいち違和感があります。

メールシステムもOutlookやGmailでなく、ブラウザ上の独自システムのものです。

そのため、添付ファイルを付けるときもドラッグ&ドロップができなかったり、太字・下線・フォント変更・色付けなども全然できません。(相手がそのように加工して送ってきても気付くことすらできません)

また、メール作成中に誤ってブラウザを閉じてしまうと、自動保存されないので一からやり直しになります。

そして一番やっかいなのが、メール送信時はToに1名、CCに1名しか入れられず、他にも送る場合はBCCに入れる必要があることです。

CCに複数のアドレスを入れて個人情報を漏らす被害を最小限に防ぐためですが、慣れていないと不便です。

相手がCCに複数名入れてくると、返信時にはCCからBCCに変える必要があるため、「メールシステムの関係でBCCに追加しています」と記載する必要があります。

BCCに入れるせいで、相手からしたらまた同じメンバーをCCに入れ直さないといけないので、相手にも迷惑がかかります

でも民間企業ほど、公務員はメールが来ることは少ないので、そこまで問題にならないかもしれません。

スポンサーリンク

文房具は充実し過ぎている

これは良い面ですが、文房具は異常なほど充実しています。

公務員は未だに紙文化であり、頻繁に行う決裁も大量の紙で回します。

決裁を回す際は、よく目印として付箋を付けるので、付箋の数は異常にあります。

また、外部向けの文書も紙で発行することが多いので、封筒や糊、印鑑用の補充インクなど常に十分なほどストックがあります。

ペンやシャーペンの芯なども用意されているので、自分で買うものはほとんどありません

私が民間企業時代は、文房具はありましたが、シャーペンやペンなど個人的に使うものは自分で購入していたので、これには驚きました。

公務員になってからは、筆箱とお気に入りのペン以外の文房具は、すべて職場の物を活用しています。

名刺が支給されない

文房具は充実しているものの、衝撃的だったのが、名刺が支給されないという点です。

民間企業時代は当然のことながら会社から支給されていましたが、私の自治体では名刺は自分で作るしかないようでした。

どうするかと言うと、自分で名刺用キットを購入して作成するか、業者に依頼するかです。

自分で作成する場合は、名刺用の専用紙(切り目がついている)を購入し、所定のワードの様式に内容を入力し、専用紙に印刷します。

そのときに手差し印刷をするのですが、自治体では外部向け資料以外は基本的に手差し印刷で古紙を使うので、たまに名刺を印刷しようとしてセットすると、貴重な用紙を他人に間違って印刷されることが割とあります。

そうして名刺を個人で作成すると、結果的に職員全員バラバラなデザインの名刺が出来ることになります。

そのため、同僚と一緒に客先で名刺交換した際に、同僚と私の名刺のデザインがそれぞれ違っているので、相手は一瞬混乱します。

「名刺は必ずしも必要でないから、税金で賄えない」という理屈かもしれませんが、名刺は社会人のマナーであり、組織で統一感がないと取引先に違和感を与えてしまうので、自治体が支給するべきだと考えています。

建物にコンビニ・郵便局・銀行が入っていたりする

私は地方にある自治体職員ですが、建物内にコンビニ・郵便局・銀行が入っているところもあります。

郵便局は文書の送付のときにたまに活用します。

銀行も、実行委員会という特殊な組織を構成した際には活用することがあります。

両方とも基本的には平日しか空いていない組織なので、職場にあると非常に便利です。

仕事の合間に、郵便局で個人的な用事も済ませてしまうこともありました。

 職場の雰囲気は和やか

民間企業で働いていたときとの比較ですが、基本的に職場はみんな静かに黙々と仕事をしています。

打ち合わせも少ないので、喋り声もそこまで大きくありません。

あったとしても、ただの儀式的な打ち合わせだったりします。

また、都道府県庁のため住民が直接訪問してくることも少なく、外部の人と打ち合わせも多くありません。

同じデスクの島の中では、たまにプライベートな話をして、係の中で盛り上がることもあります。

基本的に公務員は真面目で良心的な人が多いので、常に職場は和やかです。

ただし、扉は常にオープンになっていて、住民がいつ来てもおかしくないので、あまり大声で世間話は行いません。

また居室外では、廊下で知り合いと擦れ違えば、世間話で立ち止まって話すことも多いです。

静かな居室より、廊下の方が自由に話がしやすいこともあります。

ちなみに私が民間企業時代は、毎日2~3回は打ち合わせがあり、顧客からのクレーム対応や、売上未達による追い込みなどで、毎日社内がガヤガヤしていました。

またリストラによる人員不足のせいで皆が仕事で手一杯であり、悠々と世間話をする暇もありませんでした。

さらに他から仕事を振られないよう、皆が殺伐とした雰囲気を醸し出していたので、とても社内の雰囲気は良いとは言えませんでした。

それと比べると、静かでリラックスした職場であり、世間話もすることはあるので、転職したての私からすると「こんなゆったりした職場もあるんだな~」と衝撃でした。

部署内で親睦会が存在する

私の自治体では、部署ごとに親睦会を形成して、給与から定額が親睦会費として天引きされていました(加入は任意ですが、雰囲気的に全員加入です)。

親睦会は、歓迎会/忘年会/新年会/送迎会などの飲み会をしたり、職場内旅行を行ったりと、部署ごとに様々です。

最近は時代のせいか、「歓迎会+送迎会」、「忘年会+新年会」のセットで行ったりして、職員のプライベートの時間を拘束しない流れも自然と出来つつあります。

また「職場内旅行」は人気がなく、代わりとして、貯まった親睦会費で料亭に行って豪華なコースを頼むこともあります(私も職場内旅行は参加したくありません)。

また、結婚などの慶事や、親族の死亡などの弔事に、お金を出してあげる役割もあります。

そういった行事を行えるほど、公務員の職場では比較的良好な人間関係が出来ています。

飲み会があっても、公務員は不祥事事に特に厳しいので、パワハラやアルハラに繋がるような飲酒の強要や、二次会参加の強要などは今のところ見たことはありません。

(飲み会の冒頭挨拶で、課長が「くれぐれも羽目を外さないように」と言うくらいです)

さいごに

最後に内容をまとめると、以下です。

【設備】
エアコンが効いてないため、夏と冬は苦痛
PCが古くセキュリティーもガチガチなので、極めて扱いづらい
文房具は十分すぎるほど揃っているので、個人での購入は不要
名刺は支給されないので、自作するか業者発注しないといけない
・自治体によってはコンビニ・銀行・郵便局が建物内にあって便利

【職場環境】
・公務員は真面目な人が多いので、職場は和やかで慌ただしくもない
・部署で親睦会を行えるほど、人間関係は良好

いずれもすべての自治体がそうとは限らず、あくまで私の体験です。

私のように民間企業から転職する方は、設備やPCの使い勝手の悪さを感じるかもしれません。

ただ、職場環境はマッタリしているので、ブラックな環境から転職する方は、その違いに驚かれるはずです。

ぜひ他の記事でも、私の公務員になっての感想を参考にされてください。

 

↓退屈と揶揄される公務員の仕事の実態

↓公務員の残業や休日出勤の実態

コメント

タイトルとURLをコピーしました