ブラック企業から公務員に転職してワークライフバランスが改善したこと

ストレス
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皆さんの中にも、ブラック企業で働いていて公務員に転職したいと考えている人もいるのではないでしょうか?

私はブラックな民間企業で5年以上働いて、地元の地方公務員に転職しました。

公務員に転職して変化したことは多々ありますが、その中でも変化が大きかったワークライフバランスについて紹介します。

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ブラック企業での苦行

ブラック企業とは言いましたが、実際は就職人気ランキングに入るほどの大手メーカーでした。

しかし入社した際に赤字に直面し、リストラや給与・ボーナスカットが行われました。

リストラで人は減るものの、管理職が仕事の”選択と集中”を一切しないせいで、ほぼ部署の皆が毎日22時くらいまで残業し、身も心も擦り減らしていました。

社員全員が常に忙しく動き回り、少しでも隙を見せると仕事を振られてしまうというプレッシャーから、職場の雰囲気は最悪でした。

また管理職は土曜日もサービス出勤して、夜は田舎の工場の横の単身寮に帰るだけという日々を送っていました。

当時、私は生まれたばかりの子供がいましたが、平日は子供が既に寝ている22時以降に毎日帰宅していました。

土日に仕事は無かったですが、日曜の夕方あたりになると、翌日の仕事のことを思い出して、「あの件を他部署に依頼しないといけなかった・・・」「明日15分だけでも上司と相談の時間を作らないといけなかった・・・」などと考えて、憂鬱な気持ちになっていました。

朝は一番憂鬱で、「今日は何を詰められるんだろう・・・」と考えながら、暗い顔のまま家族に行ってきますと言っていました。

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公務員になってからのワークライフバランスの大改善

そんな生活を送る中で、ふと公務員への転職を思いつきました。

主な理由としては、

・地元に戻りたい
・経営難の会社に居続けたくない

というもので、公務員に転職するからといって生活が改善するとまでは思っていませんでした。

そして自治体の”社会人採用試験”を受けてみたところ、幸運にも一発で合格することができました。

そうして晴れて地方公務員になった私ですが、その後、想像もしていなかったほど生活が一変しました。

①平日に家族と過ごす時間が増えた

公務員になり、初日の辞令交付式とオリエンテーションが終わったら、その日の夕方には部署に配属されました。

てっきり、最初に研修があるかと思っていましたが、私は4月後半のグループに割り当てられたので、翌日から普通に部署の席で仕事が始まりました。

研修については以下の記事も参考ください。

「公務員のイロハも知らないのに、いきなり仕事するのか」と考えながらも、隣の前任者から引継ぎを受けながら仕事を進めました。

すると、やるべき仕事がすべて決まっていて、いずれも急ぐものではないことがわかりました。

「あれ、こんなもんでいいの?」と感じながらやるべきことはやって、新規採用者という立場も活用して、毎日定時に帰るようにしていました。

すると、まだ外が明るい6時半には家に着いている状況となり、家族と一緒に夕食を食べ、子供とも遊び、夜は好きなことができるようになりました。

ブラック企業時代は、毎日22時過ぎに帰宅し、既に子供も寝ていて、ご飯も一人で食べ、風呂に入ったら自由な時間もなく寝るという生活を繰り返していましたので、そのギャップに驚きました。

妻が夜に家事をするときにも、私が子供の面倒を見たり、手伝ったりするので、「公務員になってくれて本当に良かった」と感謝されました。

子供も私が家に帰ると、玄関にダッシュで駆けつけてくれて、「おかえりー!!」と笑顔で迎えてくれて、毎日、子供の成長も見られるようになりました。

人生で家族と過ごせる時間が増えて、転職して本当に良かったなと思いました。

②プライベートで仕事のことを考えなくなった

毎日の定時帰りが続く中でも、「いずれは仕事を振られて忙しくなるんだろうな・・・」と不安はありました。

しかし、決められた仕事以外に指示を受けることはなく、結局、1年間ほぼ残業なしで過ごすことが出来ました。

そんな状況のため、仕事のストレスはほぼゼロで、プライベートで仕事のことを思い出すことは無くなりました。

ブラック企業時代は、平日は毎朝、

「今日はあのお願いをしにいかないといけない・・・」
「今日中に上司に相談できないと納期に間に合わずに怒られる・・・」

と考え、日曜日の夕方になると、

「ああ、明日からまた会社が始まる・・・」

と家族の前でも憂鬱になっていました。

しかし公務員になってからは、家に帰ったら仕事のことはすっかり忘れていて、出勤してから、「あ、これやらなきゃいけなかった」と思い出しても、何も問題ありませんでした。

また、ブラック企業時代は何より、他部署との調整が一番面倒で、すんなり依頼を受けてくれない相手への話の持っていき方にかなり神経を使っていました。(お客さんより社内の人の方が交渉が面倒でした)

しかし公務員になると、他の部署も余裕がある人が多いので、急に依頼をしても優しく話を聞いてくれるところが多かったです。

職場の雰囲気も良く、係の中でプライベートの話をしたり、他部署の知り合いと廊下でばったりあったら、雑談が始まるようなこともありました。

ブラック企業では隙を見せると仕事を振られため、常にピリピリした環境だったので、「こんな職場が存在したのか」と、この落差には驚きました。

③社会に対して関心を持つようになった

地方公務員の仕事として、地域のイベントに運営として参加することがあります。

他の部署で行うイベント情報も、自然と耳に入ってきます。

そうした情報を基に、週末の特産品フェアランニング大会などに家族で参加することも増えました。

また、最近では広報にTwitterFacebookを使用したり、事業によっては芸能人インフルエンサーを活用するなど、仕事上、世間の流行にも敏感である必要があります。

その他、地方自治体は国の動きに従って動くことが多いので、最新の行政・時事ネタにも敏感になります。

私も公務員になってから新聞を読み始め、さらにはTwitterで時事ネタをチェックするようにもなりました。

一方で、ブラック企業時代は、仕事中はもちろん自社製品のことしか考える時間はなく、プライベートの時間も休日以外無かったため、時事ネタをチェックすることすらほぼありませんでした。

ニュースも自分の業界のネタをチェックするくらいで、行政に対する関心は全くありませんでした。

日頃会う人も同業界の人ばかりだったので、その業界の最新状況だけ知っていれば困りませんでした。

しかし今となっては、当時の専門知識は全く役に立ちません

それより、公務員になってから得た社会に関する知識の方が、生きていくうえで有益で、色んな人と会話する上でも役に立ちました。

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公務員の仕事が楽に感じる理由

私がたまたま自治体の中でも楽な部署に配属されたから、生活が改善したと思う方もいるでしょう。

しかし今、ブラック企業出身者が公務員に転職したら、ほぼ全員が仕事を楽に感じ、ストレスから解放されるでしょう。

それは民間企業と比較したときに、公務員の仕事は以下の特徴があるからです。

①ルーチンワークがほとんど

公務員の仕事は、ほぼルーチンワークです。

私が部署に配属された後も、まずは年度内の月ごとの業務スケジュールを確認しました。

そして各月の業務にあたる際は、必ず前年のファイルが残っているので、前年の動きをほぼ完全にトレースする形で仕事を進めます。

公務員の仕事は、何かするごとに「決裁書」を作成して進めますが、前年の決裁書の日付等を変えるのがほとんどで、よっぽどでない限り、一から決裁書を作ることはありません

そのため、予めやることが全てわかっているので、急に仕事が増えて忙しくなるということもありません。

民間企業の場合は、クライアントからの要望や、市場の変化が激しいので、ルーチンワークではまず生き残れず、柔軟性が必要とされます。

一方で公務員は既に確立された仕事を確実に進め、多少、住民から文句が出たとしても、ちょっとやそっとではやり方は変えず、変えるとしても非常に時間をかけて精査します。

②新しいことにチャレンジすることが少ない

前述のルーチンワークとも繋がりますが、公務員の仕事で新しいことにチャレンジすることは極めて少ないです。

基本的に前年踏襲という考えで、実績があるから間違いないというスタンスで仕事を進めます。

そのため、新しい変化を加える場合は明確な理屈と根拠、そして各関係方面への根回しが必要になります。

そうした文化なので、よっぽどの外圧がない限りは新しいことにはチャレンジせず、前年踏襲で進めるので、結果的に仕事は楽になります。

一方で民間企業の場合、コスト・品質・納期の面で他社より優位に立たなければ生き残れないため、実績よりも革新、つまりチャレンジやアイデアが不可欠です。

私がメーカーで企画部にいたときも、新しいビジネスを作るために、新しい機能のための新技術活用や、コストカットのための新規部材の採用が必要でした。

しかし技術部門からすると、「リスクのある新技術は使いたくない」「新規部材は評価し直しになって面倒だから採用したくない」という理由で、話を持っていくたびに嫌な顔をされました。

忙しいときには顔も合わせてくれず「いま無理!」とだけ言われて門前払いもあったので、その調整がストレスで仕方ありませんでした。

しかし公務員はこうしたチャレンジがそもそも少ないので、難関な調整仕事が極めて少ないのです。

③部署異動が基本なので複雑な仕事が少ない

公務員の特徴として、3~5年で部署異動が必ず行われます。

これは特定の業者との癒着などを防ぐためとも言われています。

しかし、この頻繁な異動が原因で、職員に専門性が身に付かないというデメリットがあります。

それもあり、公務員の仕事は単純なものが多いです。

3~5年で人が入れ替わっても業務を上手く回さなければならないため、異動してきた人でもすぐできる業務になりがちになります。

それもあって、入庁すぐの私でも仕事を楽にこなして、毎日定時帰りすることができていました。

一方で民間企業は、公務員ほど頻繁な異動がないところが多く、かなり専門的な仕事を全員が取り組んでいると感じます。

私が民間企業に入った当初は、部署で専門用語が飛び交い、難解な技術の話についていけず、打ち合わせでは一切発言できませんでした。

そのため最初の1年間は苦しい思いをしましたが、その後は仕事も覚えてきて後輩にも教えられるようになり、数年経つと他部署の人からも専門的な質問を受けるレベルになりました。

社内の打ち合わせでも発言ができ、取引先とも話ができるようになったので、数年でやっと仕事が出来るレベルになったのです。

一方で公務員になると、”公務員の仕事スタイル”を身に付けたベテランはいますが、一つの分野に専門的な人は極めて少ないです。

そのため、基本的にはつぶしが効く仕事がほとんどなのです。

さいごに

最後に本記事をまとめると、以下のとおりです。

【ブラック企業から公務員になっての変化】
①家族と過ごす時間が増えて、家族にも感謝されて人生が豊かになった
②プライベートで仕事のことを考えてる機会が無くなり、ストレスフリーになった
③気持ちに余裕もでき、社会に対する関心が増えて、イベントにも参加するようになった

【公務員の仕事が楽に感じた理由】
①ほぼルーチンワークで、年間スケジュールが決まっているので忙しくなりにくい
②新しいチャレンジを基本しないので、交渉・調整などストレスになる仕事が少ない
③定期的な部署異動があるせいで、誰でもできる業務がほとんど

もちろん自治体の中には、私のように楽な部署ではなくハードな部署もありますが、ブラックな民間企業を経験した人であれば間違いなく乗り切れると思います。

むしろ「こんな仕事でいいの?」とレベルの低さに驚くでしょう。

 

そして一方で、公務員のデメリットとして以下のことも存在します。

①年収のダウン
②能力が評価されない
③サービス残業が多い
④仕事のやりがいがない
⑤専門スキルが身に付かない

詳細は以下の記事で説明していますので、転職を決意する前には確認しておいてください。

ただ、私としては総合的に、転職して正解だったと心から感じています。

特にブラック企業で今苦しんでいる人であれば、公務員は上記のデメリットを上回るメリットの方が多いと思います。

ぜひ他の記事も参考にしていただき、私と同じようにワークライフバランスの改善を図ってみてはいかがでしょうか。

 

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