【実体験】公務員として海外勤務して良かったこと(手当が厚い?英語も不要?)

仕事内容
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地方公務員にも海外勤務があることをご存じでしょうか?

地方公務員と聞くと、転勤はなく、同じ職場で働き続けるイメージがあるかと思います。

実は私は都道府県庁職員ですが、約2年間の海外勤務を経験しました。

この記事では、公務員として海外勤務して良かったことを紹介します。

現在、公務員の国際業務に憧れている大学生や、海外勤務を考えている現役公務員の方なぜひ参考にしてください。

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地方公務員が海外勤務する方法

まず地方公務員が海外勤務する方法として、主に3つがあります。

①自治体の海外事務所・・・自治体で海外事務所を持っている場合
②外務省への派遣・・・自治体で公募している場合
③政府系国際機関への派遣・・・自治体で公募している場合

上記のどれに当てはまるかは自治体によって様々です。

①については、意外に知られていないですが、海外(主にアジア)に事務所を持っている自治体は結構存在します。

主に都道府県や政令指定都市にはなりますが、試しに「○○県 海外事務所」などとネット検索してみると確認することができます。

ただ最近は、自前の海外事務所を閉鎖してしまい、現地の民間企業に業務委託するケースも増えてきています。

②や③については、これも自治体次第ですが、現在募集していなくても、将来的に募集を行うこともあります。

そうした自治体は、毎年の人事異動先の希望調書が配られる際に、公募として募集していることがあります。

公務員の海外勤務の可能性については、以下に詳しくまとめているので、気になる方はご覧ください。

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公務員として海外勤務して良かったこと

ここからは私の経験として、公務員として海外勤務して良かったことを紹介します。

ちなみに私は上記③のパターンで、自治体から政府系国際団体に派遣され、約2年間の海外勤務を経験しました。

その経験を振り返えりながら説明します。

①語学力がそこまで必要ない

”海外勤務”と聞いたら、まず語学力で不安になる方も多いと思います。

かくいう私は、学生時代に留学経験はあったものの、外国語を使っての仕事がきちんと務まるのかは非常に不安でした。

しかし実際は、想像するほど語学力は必要ありませんでした

まず、事務所内で毎日外国語を使うことを想像していましたが、実際に派遣されると、全く外国語を使わない日が多々ありました。

私がいた事務所では、私と同じように日本から派遣された日本人職員(地方公務員や準公務員)と現地採用職員がいましたが、日本人職員と話すときはもちろん日本語ですし、現地職員も職務上、日本語が堪能な方を雇っていたので日本語で会話していました。

そのため事務所内はほぼ完全に日本語オンリーでした。

もちろん外部の方と面会するときや、メールや電話で依頼するときは外国語が必要でしたが、相手もこちらが日本人であるとわかっているので気を遣ってくれました。

そもそも日本の公務員で外国語が堪能なのは外務省くらいで、そもそも外国語に自信がある人が公務員になることは少ないと思います。

そんな公務員でほぼ構成された組織だったので、外国語を高度に使うような業務はありませんでした。

そもそも政府系団体の場合、民間企業と異なり、会社の社運をかけるような商談といった重要なイベントも少ないという理由もあります。

そのため、業務上で外国語で苦しむことはそこまでありませんでした。

むしろ日常生活で語学力が無いと不便でしたが、それも慣れればどうとでもなりました。

実際に、私のいた団体に派遣されるまで海外旅行にすらろくに行ったことがなかった人もいましたが、普通に生活できていました。

②語学レッスンに通わせてもらえる

それでも語学面で不安という方もいるかもしれませんが、海外赴任前は自治体の負担で語学レッスンに通わせてもらえました。

私の場合、海外赴任前の1年間に、通常50万円以上する語学レッスンを自治体の予算で受けさせてもらいました。

また海外赴任後も、事務所の予算で語学レッスンを受けることが認められており、年間で約30十万円する語学レッスンに通わせてもらっていました。

さらに語学力チェックのため、外国語試験も自治体負担で受験させてくれます。

英語圏の国に派遣された職位の場合、TOEICやTOEFL、IELTSなどを毎年受験させてもらっていました。

このように、業務で海外に派遣されるということで、自治体が語学レッスンや試験など手厚くサポートしてくれます。

そのため元々外国語がほぼできないという人でも、海外に派遣されている方も多々います。

③業務上でさほど成果が求められない

私の経験上ですが、自治体の海外勤務ではそこまで成果が求められません

理由の一つは、前述のとおり、政府系団体ということで、民間企業のような売上拡大や新規事業展開などといった社運のかかる業務が無いためです。

もう一点は、自分の派遣元である自治体から仕事が見えにくいことと、海外というだけで大変だとイメージがあるからです。

私が海外勤務していた際も、自治体側からの要請で現地プロジェクトを進めることがありましたが、日本側は海外での仕事ということで、こちら側にかなり気を遣って依頼してきます。

またこちら側の状況が分からないので、伝え方次第で仕事の大変さを簡単にアピールでき、最悪上手くいかなかったとしても言い訳して諦めてもらうこともできます。

私も日本の自治体側から海外事務所の担当者に何か依頼する際は、現地の勝手がわからない分、かなり気を遣ってお願いしたものです。

しかし実際に海外勤務をすると、海外だからといって日本とそこまで勝手が違うわけでないことがわかりました。

ちなみに自治体の海外事務所は、その自治体エリアの地方議員が海外視察などでその国を訪問する際にはアテンドなど行う必要があります。

自治体にとって議員対応は最も重要な業務の一つであり、アテンドとなると自治体職員がこき使われることも多いですが、海外視察の際の海外事務所職員のアテンドはそこまで大変ではないようです。

というのも、議員としても不慣れな海外の地でトラブルに巻き込まれたくないため、現地事情を知っている海外事務所職員に対して頭が上がらないからだそうです。

そうした面でも、そこまで成果が求められる仕事は少ないです。

④海外で活躍する日本人の方々と会える

自治体の海外業務では、海外の日系業者の方とも頻繁にやり取りします。

一例としては、自治体から海外進出した企業を支援するための商談会などに参加してもらったりします。

他にも、観光PRイベントや物産展などを行う際にも、日系のマーケティング会社に業務委託して運営してもらったりします。

そのため、海外勤務でも日系企業の日本人と一緒に仕事するケースも非常に多いのです。

また業務外のプライベート面でも、海外にいる日本人同士の結束は強く、ほぼどこでも日本人コミュニティがあります。

その他、同郷会、ママ友、業務で知り合った方など、どんどん日本人関係の繋がりが増えていきます。

大体の駐在員は、大企業に所属していて、海外出向に選ばれるくらい優秀な人が多いです。

永住権を持った方も、現地で企業した経営者であったり、現地企業に就職したバイタリティのある人が多いです。

そのため、日本で公務員生活を送っていては絶対に会えないような方々と出会えます。

公務員の世界は閉塞的なので、そうした方々から話を聞くと、「こんな生き方もあるのか」と人生観や視野を一気に広げることができます

実際に私の自治体でも、海外赴任して人生観が変わり、赴任期間終了と共に退職し、その国に移住する人も複数いました。

自治体にとっては投資した人材が流出するのは痛手であり、そうした行為に対する批判も耳にしますが、それだけ日本の自治体の職場環境やワークライフバランスが外国と比較して劣っていることであり、ひとえに批判ばかりするものではないと思います。

⑤貯金ができる

海外赴任中は、家賃がほぼ無料で、日当・単身赴任手当も貰えます

詳細は以下の記事も参考ください。

日本では家賃補助の上限は約3万円ほどですが、海外では全額が補助されます。

そして私の場合や約15万円ほどの家賃のアパートに住んでいました。(物価が高い国だったので、そこまで豪邸ではなかったですが、広くて駅にも近い家でした)

また日当についても、基本給や家賃とは別に、+約15万円が支給されていました。

さらに単身赴任手当も支給され、+約10万円ほど支給されていました。(単身赴任手当は、家族の住む家と単身赴任先の家との距離で決まるため、海外だと最高額が支給される)

つまり、日本での給料に加えて毎月+25万円が支給されていました。

確かに日本より物価が高い国でしたが、私は自炊もしていたので、基本的に毎月25万円丸々貯金に回っていました。

赴任期間は2年間だったので、単純計算で合計約600万円貯金できたことになります。(実際は旅行などで減りましたが)

この余剰資金がきっかけとなり、株式投資も行うようになりました。

⑥毎日海外旅行している気分を味わえる

最後に、公務員とは関係ありませんが、海外駐在は毎日が海外旅行です。

私の職場は首都の街中だったので、毎日、世界的に有名なランドマークを見ながら通勤できていました。

職場はほぼ日本人ばかりですが、仕事習慣はどうしてもその国に合わせてしまうので、毎日定時帰りしていました。

有給も日本にいたときよりも取得しやすく、その国の人々のようにまとまった夏休みを取得することもありました。

また、日本にいたら行かなかったであろう、赴任先国の隣国に旅行したりと、地の利を生かして満喫していました。

このように、本庁と離れている分、プレッシャーもなく、仕事も見られていないという解放感から、自由を味わえました。

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さいごに

以上、私の経験から、公務員として海外赴任して良かったことをまとめました。

もし自分の自治体で海外赴任のチャンスがありそうであれば、ぜひ応募してみてください。

語学や生活が不安と思われるかもしれませんが、案外そんなこともありません。

それよりもメリットの方が断然多いはずです。

おそらく管理職になれば、海外赴任者に選ばれることも難しくなるはずなので、チャンスが無くなる前に志願してみることをお勧めします。

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