【経験者が語る】公務員の社会人採用試験とお薦めの理由!

公務員
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民間企業に勤めていて、公務員に憧れている方もいるでしょう。

私もメーカーに5年以上勤務しましたが、安定・地元暮らし・マイホームを求めて、地方公務員の社会人採用試験を受けてみました。

「どうせ無理だろう」という気持ちで2つの自治体を受験しましたが、なんと両方から内定を貰うことができました。

この記事ではそんな私が、地方公務員の社会人採用試験について紹介します。

以前の私と同じ境遇の方の力になれたら幸いです。

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地方自治体の社会人採用試験

意外と知られていませんが、現在、多くの地方自治体が社会人採用を実施しています。

その用語は「社会人採用試験」「経験者採用試験」「キャリア採用試験」など自治体によって様々です。

今の時代、自治体も民間の経験・スキル・コスト意識を必要としており、以前より採用の幅が広がってきています。

受験資格

受験資格は統一されておらず、自治体によって様々です。

私の受けた2つの自治体の場合、以下のとおりでした。

自治体A:30歳以上であること
自治体B:民間企業等で5年以上の勤務経験があること

年齢基準・勤続年数など、条件は様々です。

年齢の下限はあっても、上限(~50歳までなど)はない自治体が多いです。

私が受験した会場でも、40代や50代と思われる方を見かけました。

試験内容

1次試験

1次試験は、教養試験と小論文試験のケースが多いです。

教養試験 センター試験の内容に近い。専門知識や数学の公式の暗記は不要
小論文試験 「民間企業等で成し遂げたこと」「社会人経験を活かして自治体で取り組みたいこと」などのテーマ

教養試験はマーク式で、ざっくり言うと国・数・理・社・英のような科目の問題です。

必要な勉強時間ですが、私自身の通算勉強時間を計算したところ、約60時間ほどでした。

(出身大学は偏差値50強程度なので、決して地頭は良くないです)

ちなみに旧帝大卒の同期は、事前に全く勉強せずに合格したそうです。

2次試験

2次試験は、自治体によって大幅に異なります

以下の試験のどれか、またはすべてになることが多いです。

面接 1回のみ、または1日に3回行われることも。
グループディスカッション 地方行政がテーマで、受験者同士で決められた時間内でディスカッションを行う。
小論文 地方行政に関するテーマで、60分で1000文字程度の小論文を書く。
クレペリン検査 簡単な暗算を繰り返して、集中力や特性を測る検査。
ロールシャッハ検査 提示されたイメージで何を連想するか回答して性格や思考を推測する検査。

面接は、社会人採用試験であり、勤め先の話をすることもあるので、個人面接がほとんどでしょう。

私のときはすべて個人面接で、面接官は現役公務員のようでした。

グループディスカッションは、行政課題をテーマに受験者同市でディスカッションし、その周りで現役自治体職員がディスカッションの様子を見て評価します。

私のときは、自治体Aが「災害」、自治体Bが「教育」をテーマにしていました。

小論文は1次試験と打って変わって、地方行政がテーマになります。

私のときは「○○(自治体名)が抱える最も重要な課題と対策」というテーマでした。

クレペリン検査とロールシャッハ検査については、性格診断のようなものです。

そのため、事前に勉強が必要という内容ではありません。

(以下記事に書いていますが、内容は知っておくことをおススメします)

ちなみに参考までに、私が受けた自治体の2次試験構成は、以下の通りです。

自治体A 自治体B
面接 1回 3回
グループディスカッション
小論文
クレペリン検査
ロールシャッハ検査

自治体Aはすべての試験があり、一日かかって大変でした。

自治体Bは小論文や性格検査は無かったものの、一日に面接が3回もあったため、精神的に疲れました。

試験時期・会場

試験時期は9~10月頃が多いです。

自治体のHPで発表される募集要項を確認して、自分で応募する必要があります。

試験会場は、自治体所在地の他に、東京や大阪でも試験を実施する地方の自治体もあります。

私の受験した2つの自治体も、東京で試験がありました。

なお、試験日が異なれば、私のように複数の自治体を併願することができます。

試験日さえ異なれば、複数を受験(保険含め)することができるのです。

メリット

①専門試験が無い

一般試験の場合、「教養試験」に加えて「専門試験」というものがありますが、社会人採用試験ではありません

専門試験は、かなり専門的な内容であり、合格には事前の勉強が不可欠です。

私も社会人採用試験の受験資格がないときに、一般試験もほぼ勉強無しでお試し受験しました。

しかし専門試験が難しすぎて点数も極めて低く、社会人でこれを勉強するのは不可能だと思って諦めました。

その試験が無いというのは、忙しい社会人にとってかなりのメリットです。

②給与が民間での勤続年数も考慮される

一般試験で採用された場合、全員同じ給与基準からスタートになります。

例えば29歳の社会人が一般試験で採用されても、22歳の大卒と同じ給与となります。

しかし社会人採用の場合は、社会人歴を考慮して最初の給与を設定してくれます。

私も民間企業で5年以上働き、それを人事課へ申告したところ、自治体で同じ期間働いた人と同じ給与になりました。

もし新卒と同じ給与になっていたら、民間企業の給与より月5万円ほど下がっていたところでした。

社会人で家庭がある方は、一般試験で採用されると給与が下がって大変だと思います。

デメリット

①倍率が高い

一般試験と比べて、社会人採用試験は倍率が高めです。

これは一般試験と比較して、採用人数自体が極めて少ないことも理由です。

参考までに、ネットで無作為に調べた倍率情報をまとめました。

【2021年10月時点の情報(各自治体HPより)】

申込人数 採用予定人数 倍率
秋田県 一般 292 35 8.3
社会人 81 6 13.5
岡山県 一般 407 66 6.2
社会人 213 10 21.3

このように一般試験より競争倍率が高めです。

ちなみに私の受けた自治体は、採用人数が少ないこともあり倍率は50倍ほどで、自治体や受験タイミングによっても変わります。

②情報が少ない

社会人採用者は、採用人数自体が少ないので、世の中にもまだ稀な存在です。

そのため、身近にいることも稀で、ネット上にも経験談も少ないです。

一般試験の場合は十分に情報が揃っていて、受験を志す仲間も見つけやすいです。

社会人で公務員を目指している方もいますが、会社で働いている手前、公言できない方がほとんどで、情報収集が難しくなります。

このブログでは、そうした方に向けて私の体験談を紹介していますので、ぜひご参考ください。

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社会人採用試験をお薦めする理由!

最後に、私が社会人採用試験をおススメする理由を紹介します。

手軽に受験できる!

公務員試験は無料で受験することができます。

特に1次試験は筆記試験のみなので、資格試験を受ける感覚で受験できます。

転職エージェント登録なども不要で、自治体のHP記載通りに申し込むだけです。

そして複数の自治体を併願することもできます。

地元にUターンして公務員になることが目的であれば、地元の都道府県と市町村の2つを受験できます。

もしそこで社会人採用試験がなくても、隣の市町村を選んで複数を受験してみることもできます。

さらに不合格でも点数開示を行うことができるので、自分の実力を確認できます。

一度受験してみて、意外と高い点数を取れて希望が湧くかもしれませんし、全然ダメで早々に諦めることも可能です。

地頭・コミュ力が必ずしも必要じゃない!

私は偏差値50強の地方大学出身です。

そのため教養試験は得意ではなく、実際に点数もそこまで高くなかったです。

しかし、小論文や面接でカバーして合格することができました。

 

また、私の社会人経験者同期を見ても、あまり積極的でないタイプの真面目で地味な人もいます。

以前勤めていた民間企業にはいなかったようなタイプがいて、公務員は懐が広いなと少し驚きました。

倍率は高いとはいえ、私含めて決して完璧な人間が合格しているわけではなく、欠点を持った人もいます。

そのため、チャレンジする前から「筆記試験が苦手だから」「コミュ力が低いから」と諦めずに、トライしてみることをおススメします。

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さいごに

以上、私の体験談も含めて紹介しました。

前述のとおり、私は当初、一度で合格するとは期待せずに受験してみたところ、2つも内定を貰うことができました。

もしあのとき、「どうせ無理だから」と試験に申し込んでいなかったら、ずっと不満を抱えたまま当時の民間企業に勤めていたでしょう。

しかし現在、地元にも戻って、マイホームも購入し、家族で幸せに暮らせています。

それも全て、あの時の思いつきの行動があったからだと思います。

この記事を読んで少しでも気持ちが動かされた方は、別の記事も参考にしていただき、人生を変える一歩を踏み出してもらえればと思います。

 

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